賃貸物件の空室リスク対策!内覧者が見ているところ

カテゴリ:不動産基礎知識

【はじめに】
アパートやマンションなどの賃貸物件を所有しているオーナーさんの悩みの種の一つが「空室」ですよね。空室ができれば単純にその分の収入が減ります。それだけではなく、空室が増えると「何か良くない噂でもあるのかな?」というような良くない印象を持たれてしまいす。そうなると余計に空室が埋まりにくくなります。
そこで今回は内覧に来た人に少しでも好印象を持ってもらうにはどうしたらいいのかについて話していきたいと思います。

【ココが見られています!】

では、内覧にくる人はどこに着目しているのでしょうか。
まず、誰でも思い浮かぶのが「日当たり」でしょう。図面を見ておおよその向きは分かっていても、実際にどのような日当たりになるかは気になるところです。洗濯物を干すには十分であるか、隣接する建物などがあって日光が遮られていないかなどがチェックされます。
そして、当然ですが内覧ですから建物そのものも見られています。
窓やドアが古くなって動きが悪くなっていませんか?そういった動きの悪さも印象に大きく影響しています。また、電車の沿線だと窓のサッシを二重にしておかないと電車の振動で騒音が出てしまいます。そういった点も注意しておきましょう。
それから建物で印象を落としてしまうのが設備の不備です。
必要な場所に照明がなかったり、お風呂のお湯は水と温水を別々に調整しなければいけないなどです。また、一人暮らしの女性もターゲットにするならセキュリティ面の設備も大切です。これらが不足しているのであれば新たに設備投資をしてみてもいいでしょう。この他にも遮音性の高さや部屋のにおいや汚れなどが見られています。
生活に関することは細かく見られていると思っていてください。
それから周辺環境も見られています。治安の良さや交通の利便性などです。そこで生活をする入居者にとっては重要なポイントになってきます。また、周辺環境は変化していきます。ですから、周辺環境に大きく左右されない強みを持つことも重要になります。

【対策はいろいろ】

周辺環境のように自身でどうにもできないことについて考えてもどうにもなりません。
今の現状をどうアピールするかが大事です。そこで内覧に来る人に向けたアピールの方法について紹介します。もちろん設備の改善などをしたうえでの空室対策となります。
手始めとしては「動画でアピール」です。今の時代、ネットで物件を探すのも当たり前です。不動産会社に作成を依頼して物件の案内をしましょう。イメージがしやすくなり内覧に来る人が増えます。アピールポイントをテロップで表示すると効果的です。
そして内覧がある日が寒い時期あれば内覧がある1時間前に暖房を入れておくなどの気遣いがあると好印象です。
その他にも物件情報に「ペット可」や「複数入居可」などを記載し、少しでも多くの人に興味を持ってもらう方法もあります。また、可能な限り内覧に来た人の条件を飲んで入居してもらうことで、それが噂として広がり内覧希望者が増えるということもあります。
また単純に委託している不動産会社に少しプレッシャーをかけることで増えたりもします。
このように内覧希望者を増やす方法はさまざまです。その中から取り組みやすいものから行い着実に空室を埋めていきましょう。それが賃貸物件を運営していく確実な道です。

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