不動産購入にかかる諸費用について~まとめ~

【はじめに】
不動産、特に住宅の購入の際には「物件価格」以外にも様々な費用が発生してきます。
今回不動産購入に際して物件価格以外にかかる費用についてまとめてみました。

【購入時にかかるお金】

まず頭金について紹介したいと思います。
頭金とは物件価格のうち、購入時に現金で支払う分のことで最近では頭金ゼロで住宅ローンを組めるケースも増えてきていますが、その分借入額は増え、月々のローン返済額は多くなることになります。また、物件価格の2~3割程度が頭金に充てられるのが一般的です。
それから、物件価格にかかる諸費用について以下紹介したいと思います。

1. 手付金
購入代金の一部のことで売買契約時に売主に支払います。購入代金の5~10%程が一般的で契約が破棄された場合には返金されないのが普通です。また売主と買主の合意によって金額が決定するケースもよくあります。

2. 申し込み証拠金
新築マンション等で申し込み時に不動産会社に支払うお金になります。
申し込み撤回時には返金されますが、契約決定時には手付金の一部になります。
中古物件などの場合には支払わなくても良いケースも多く相場は2~10万円程となっています。

3. 仲介手数料
仲介会社を通して物件を購入する場合に仲介会社に支払う手数料になります。
仲介手数料には金額の上限が設定されていて、
「物件価格の×3.24%+6万4800円」 となっています。

4. 不動産取得税
不動産を取得した時に一度だけ支払う税金のことです。

5. 印紙税
売主とかわす売買契約書に印紙を貼る形で支払う税金のことです。
契約金額に応じて支払う額も変動します。

6. 登記費用
不動産登記、抵当権設定登記の際に必要な登録免許税や司法書士に支払う報酬などが含まれます。

7. 固定資産税・土地計画税
その年の1月1日の不動産所有者にかかる税金のことで日割り金額で計算され支払われるケースが多いです。4月に通知され6月に納税します。

8. 消費税
消費税は新築マンションや一戸建ての「建物部分」にかかり、販売価格は税込みで表示されるのが普通です。一方「個人が売主の中古住宅」や「土地」には消費税はかかりません。

【まとめ】

いかがでしたか?不動産の購入に際しては物件価格や土地の価格以外にも様々な費用が発生することがお分かりいただけたいと思います。
また物件を購入した後にも住宅ローン返済や維持管理費、修繕積立金など不動産を所有するだけでも様々なコストが発生してきます。
どんな費用が発生するのか事前に把握して不動産購入に繋げていきましょう。

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