空室が出るのは築年数が古いから?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
新年度が近くなってくると多くなるのが引っ越しですよね。そして、引っ越し先を決めるときに建物の築年数を気にする人も多いのではないでしょうか。
築年数が浅い方が新しくてきれいなイメージがあり、多くの人がそういった部屋に住みたいと思うのも当然です。
しかし築年数が浅い物件に人気が集中してしまうと困ってしまうのが築年数の経った古い物件を持っているオーナーさんです。空室が出ることにつながり収入が減ってしまいかねません。そこで今回は築年数が経った賃貸物件でも魅力に見せるにはどうしたらいいか考えてみたいと思います。

【やっぱり築年数が経つと】

築年数が経った古いマンションやアパートはどうしても人気がなくなってしまいます。そして、何もしないままだと空室が増えていきます。
では、なぜ築年数の古いマンションやアパートに空室が増えるのでしょうか。
一つ考えられることとしては、現在のニーズに合っていないということです。マンションやアパートは建築当時のニーズや流行に合わせて建てられています。しかし、それらは時代の移り変わりとともに変化していくものです。しかし、建物はその変化に合わせて何度も建て替えることはできません。ですから、今では不要な設備だったり、人気のない間取りだったりが残ったままになるのです。
また、その逆もあって必要な設備がなかったりということもあります。これらの理由などから築年数の古いマンションやアパートでは空室が出てくるのです。そして、家賃を下げることにつながります。

【空室を埋めるには】

築年数が古い物件に空室が出る理由はお分かりいただけましたか?
決して築年数が古いこと自体が原因ではないのです。では、どのような空室対策があるか見てみましょう。
まず築年数がかなり経っていれば家賃はどうしても下げざるを得ないでしょう。ですが、同じ広さの築年数が浅い賃貸物件よりも「安さ」が魅力になります。そして、その魅力を最大限に活かすために古くなった設備や間取りをリフォームまたはリノベーションして新築同然のような物件にすることも重要です。そうすることで新しくてきれいな物件に安く住めるという、魅力が増したかたちになります。
また、建物の材質が鉄筋コンクリートであれば法定耐用年数は47年となっています。ですから、そのような建物の場合築年数が10年や20年では古いとは言い切れません。そこを魅力としてアピールするのも一つの手です。

【まとめ】

築年数が古いことが直接空室につながらないのであれば、オーナー自身の取り組み方次第となります。日ごろから建物のメンテナンスを意識し、常に入居者とって魅力的であることが大切になります。
築年数が古くなったからといってただ家賃を下げるのではなく、いかに魅力的な物件とするか考えることが賃貸物件の運営を失敗しないコツと言えるでしょう。

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