賃貸物件で空室が長期化したときはどうする?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
不動産運営は、不労収入があるということでサラリーマンの副業や子供に残す遺産として人気があります。
しかし、いざ不動産運営を始めてみると「空室が続いてしまう。どうすればいいのか?」と悩む人は少なくないようです。そこで今回は空室が続いたときに見直すべきことや空室対策として取り組むべきことを見ていきたいと思います。

【見直すべきこと】

・入居者募集が周知されているか?
賃貸物件運営を始めたころ、仲介業者に募集宣伝を任せっきりで後は関知していないというのはよくあることです。まずはここから考えましょう。
仲介不動産会社に足しげく通ったり、こまめに挨拶をすることでも担当者の覚えはよくなり、状況は改善していきます。

・清掃を行き届かせる
賃貸物件を探している人は第一印象を大切にします。オフィスとして貸し出すにしても、入居者にとって来社する方にいい印象を与えるため、清潔さは絶対条件なのです。
特に共用スペースでは、「汚れが目立っていないか?」や「電灯が切れていないか?」「ポストの投函物があふれていないか?」など多くのチェックポイントがあります。
惰性や慣れで自分の物件を点検するのではなく、常に訪れる人の視点に立って物件を確認しましょう。

・実は重要な「カギの保管場所」
上記は入居希望者に向けての配慮でしたが、こちらは仲介業者に向けての配慮です。
内見希望者が現れたとしても、カギをすぐ取りに行けない場合(遠くの管理会社に預けてあるなど)、仲介業者も億劫になって、内見を勧める気がおきなくなるかもしれません。
対策としてはキーボックスを設けて、そこに常時カギを置いておくとよいでしょう。

【設備を整える】

設備として人気なのはロフトや収納スペースが定番ですが、最近ではインターネット環境も必須と言えるでしょう。
さらにはスマホやタブレット端末の普及によりWi-Fiの重要性が高まり、ただLANポート(インターネット接続に必要な端子盤)があるだけでは不十分になってきています。
当然ながら女性だけの単身世帯、もしくは男性だけの単身世帯とファミリー世帯では、部屋に求める設備の充実度や大きさも大分かわってきます。
ただ、あらゆる設備を充実させればいいというわけではありません。設備投資が莫大になって家賃が相場より高くなってしまっては本末転倒です。
「自分の物件がどういった世帯に見られているのか?」「立地的にどういった設備があったほうがいいのか?」を客観的に見直していきましょう。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は賃貸物件の空室が続いたとき見直したい点と空室対策を見てきました。入居者や仲介業者への配慮はもちろん、明日からすぐ取り組める意外に見落としがちな対策法も多くあります。ぜひそういった点を洗い出し、ひとつずつ着実に空室対策を進めていきましょう。

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