相続と累進課税~相続税の節税のためのポイントとは?

カテゴリ:相続のこと

相続税の課税体系は、所得税と同じ累進課税です。累進課税が導入されている理由は、富の再分配であり、もうけや相続財産の大きい人は税金を多くすることで、もうけや相続財産の低い人との調和を保つためとされています。累進課税の相続税での節税ポイントをお伝えします。

累進課税のデメリット

累進課税は、相続財産が大きくなればなるほど税率が高くなるシステムです。大金持ちであれば、相続税を支払うだけの財産があるので問題はないでしょう。累進課税における最大税率は10~55%になっています。例えば、法定相続分に応じた取得額が1000万円以下の場合(課税標準が1000万円の場合)の税率は10%です。ではこんな場合はどうでしょうか。

累進課税では、税率30%から40%になる境界の課税標準があります。もし、ある人が1億円の課税標準なら30%の相続税率ですんだところを、1億10万円の課税標準なら相続税率が40%になってしまうことが起きてしまいます。1億円以下なら相続税率が30%となっているからです。累進課税では、税率が上がる境界の課税標準の場合、節税をして課税標準を減らす工夫が必要になってきます。

累進課税の節税方法

相続税は基礎控除額という財産から減額できる額があります。基礎控除額の金額の大小は法定相続人の人数が増えるほど大きくなる傾向があります。

・基礎控除額=3000万円+(600万円×法定相続人数)

法定相続人数は相続を放棄した場合も含まれます。節税対策としては、例えば夫妻の妻側の祖父の相続を想定した場合、夫妻の子供1人を祖父の養子としておくことで、法定相続人数を一人増やす方法もあるようです。

相続財産そのものを減らす

累進課税の場合、課税対象となる財産の額を減らせば税率も下がるので、財産の額を減らすことも考えていきます。例えば、貯金しているキャッシュを不動産に変えておくなどすることです。また、二世帯住宅を建てれば、小規模宅地の特例も利用できるのでキャッシュのまま相続財産とするよりも節税となります。

毎年100万ずつ贈与していく

少しずつ相続財産を減らす方法としては、相続財産であるキャッシュについて、毎年100万ずつ相続人に贈与していく方法もあります。暦年贈与では110万円を超える場合に贈与税がかかるので、それ以下におさえれば非課税で相続財産となるキャッシュを少しずつ相続人へ移転することができるようです。相続人数が多い場合に効果的だと言えそうです。もし、相続財産を不動産に変えるなどの場合、不動産会社にご相談されるのをおすすめします。

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