賃貸に空室が出る時期の対策とは?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
賃貸収益物件を持っている大家さんにとって、進学・転職の時期である4月を控えた、12月~3月までは繁忙期となります。
この時期を逃してしまうと、長期に渡り空室が出てしまう可能性があります。
繁忙期に確実に入居者を獲得するにはどうしたらいいでしょうか?
また、繁忙期以外の時期に空室を出さないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は「賃貸物件の空室時期を乗り切るには?」というテーマでお話していこうと思います。

【チャンスを逃さないためにやっておきたいこと】

不動産の繁忙期は、進学や就職時期なら12月~2月、ファミリー向けの物件であれば、結婚式が多い6月~10月と言われています。とは言え、その時期に自然に契約がどんどん決まるわけではありません。
繁忙期のチャンスを逃さないように事前対策例をいくつか挙げてみました。

1.しっかりとした清掃管理を繁忙期前にしておこう
繁忙期には、入居を希望する方が実際に物件を内覧しますが、掃除が行き届いていないと良い印象を持ってもらうことができません。ここは、清掃業者に掃除の依頼をすることも1つの方法です。プロの清掃業者は最新の清掃機器を使用して掃除をするため、素人では落とせない汚れなどもきれいにすることができます。業者に依頼した後も家主さん自身も物件に足を運び、状況をしっかり確認・点検しましょう。

2.大切なのは不動産会社との連携
繁忙期に空室が出ないようにするには、不動産会社がお客様に物件紹介をしてくれるのかも重要なポイントです。紹介の仕方は不動産会社次第なので、普段から足しげく不動産会社に顔を出し良い関係を築きましょう。
物件探しをしている人は最初にインターネットで物件を探し、ある程度の目星を付けた後に仲介業者に出向くのが一般的です。「物件の設備情報はしっかり網羅されているか?」「競合物件との差別化がされているか?」など工夫できる点は多いはずです。
また、ネット上に掲載されている物件がどんなふうに掲載されているのかを、入居者の目で見て、実際に足を運んでチェックすることも大事です。

【繁忙期を終えた後も空室を埋めるには?】

繁忙期を終えた後の空室が出てしまう原因として、建物の立地や利便性、共同部分の清掃が行き届いていない、築年数が古い、入居者の募集方法に問題がある等、理由は様々です。
では、空室を埋めるための対策はどうしたら良いのでしょうか?

1.適切な家賃設定がされているか検討する
物件の家賃設定を見直すには2段階の準備が必要です。まず1つ目に物件ごとの状況把握をすること。管理会社にまかせる方も多いと思いますが、ご自身で確認することも大事です。現状を把握し、原因が見つかったら自力で解決するか、関係している不動産会社に連絡をしましょう。
2つ目に周辺物件の家賃相場を確認しましょう。空室を埋めるために賃料を相場より下げすぎてしまうと、訳あり物件と思われる可能性がありますので家賃設定には注意しましょう。

2.入居希望者を引き付ける追加価値
家賃設定はそのままで、追加価値をプラスすることによって集客に繋がる可能性もあります。例えば、もともと入居している方との関係もありますが、ペット飼育やDIYができるようにする。
市町村によっては支援や保証をしてもらえる場合がありますので、高齢者や障がい者の入居対応を可能にする等いろいろな可能性があります。思い切った行動をおすすめします。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?今回は「賃貸物件の空室時期を乗り切るには?」というテーマでまとめてみました。全国の賃貸物件の空室状況は増加傾向にあり、その原因は様々です。繁忙期を過ぎても空室が目立つ場合、原因が何なのか客観的に分析する必要があります。繁忙期を過ぎても空室が目立つ場合は、その理由を踏まえじっくり対策を練りましょう。

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