空室をなくすにはリノベーション?リフォーム?

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
アパートやマンションを経営していると頭を悩ませるのが空室対策ですよね。
実際のところ、長い間空室になっている部屋があったとして、何をどうやったら対策として正解なのかがよく分からなかったりしていませんか。まずは壊れたりしている箇所を補修していると思いますが、それだけでは不安だったりしますよね。本当に部屋が埋まるのか気になるところです。
そこで今回は空室対策をどのように取り組んだらいいのかについて話を進めていきます。
少しでも賃貸経営の参考になれば幸いです。

【空室対策は何をしたらいいの?】

空室対策を考えるときに出てくる言葉として「リノベーション」と「リフォーム」があります。その違いはしっかり分かっていますか?
実はその区別ははっきりしていなくて、同じような意味合いで使われていることが多いです。
強いて違いを挙げるのなら、リノベーションは新築のときよりも部屋の性能を高め、価値を向上させる工事のことです。冷暖房設備の設置や配管の変更など規模の大きな工事になります。
一方、リフォームは、いわゆる原状回復になります。老朽化や壊れているところなどを補修し、最低限新築に近い状態にすることを指します。ですから、リノベーションよりは工事の規模が小さくなります。
この違いを踏まえた上で、空室対策は何をしたらいいのでしょうか。
まず考えるべきは、どんな人に入居してもらうかターゲットを決めることです。
若い人か年配の人か、ファミリーか単身者かなどのようにターゲットを決めることで行うべき空室対策がリノベーションなのか、リフォームなのかはっきりしてきます。そこがはっきりしたあとで部屋のデザインなどを考えていくと無駄のない空室対策が行えます。

【こんなことになっていませんか?】

すでにアパートやマンションを経営している人で、こんなことになっている人はいませんか?
壊れた箇所を見つけるたびにその都度補修を行って、結果として新しい設備と古い設備が入り混じったチグハグな部屋。
設備を補修しているから問題なさそうに思われますが、これだと交換した設備などの新しさが際立ってしまい、かえって物件の古さをアピールしてしまいます。また、チグハグになっているので統一感がなく、違和感を覚えてしまいます。
それ以外にも、オーナー自身でリフォームに取り組んでオリジナリティがあふれすぎている仕上がりになったり、安くすむからといって知り合いの業者に頼んで和室を洋室に変えてもらったら床をフローリングにしただけ・・などの経験をした人もいると思います。
入居者のことを考えないでこのようなリノベーションやリフォームを行うと空室が埋まらない、無駄な空室対策になるので注意してください。

【まとめ】

空室対策としてリノベーションやリフォームはただやればいいというわけではないということがお分かりいただけたでしょうか。
リノベーションやリフォームを行う際には、入居者のターゲットを絞って、どんな風にしていくか考えていくことが重要になります。まずは順序立てた計画を練る必要があります。もし、一人で計画を立てることが難しいのであれば専門の業者に頼んで一緒に取り組むことをおすすめします。ぜひ、空室の出にくい賃貸経営を目指してください。

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