空室物件の清掃でポイントになる点について

カテゴリ:不動産有効活用

【はじめに】
賃貸物件における長期空室物件は借りる側からしてもあまりいい印象を受けません。
もちろん貸す側からしても空室が長く続くと部屋のメンテナンスや設備の劣化・老朽化が懸念されるのでできるだけ早く貸したいというのが本音だと思います。
今回、空室物件の清掃についてまとめてみました。参考にしてください。

【そもそも空室の清掃はなぜ必要なのか?】

空室の清掃は本来、原状回復義務の規定にしたがって、空き室になる前もしくは空室の物件に対して行われるものになります。この規定の意義としては現在の借主が物件の傷や汚れを可能な限りきれいにして、次の入居者に貸出しできるようにするためのものといえます。

【空室の清掃について】

空室の清掃は業者に依頼するか、もしくは自分ですることもできます。
自分でする場合にはまず家財道具などが全くない状態を確認した後、天井から壁、床・・と上から順番に清掃していきます。
特に注意しなければいけない箇所は部屋の隅などのホコリがたまりやすい場所やお風呂場、キッチン、トイレといった水回りです。
さらに流し場などは内覧の際に劣化具合や汚れが目立ちやすく、入念に清掃しないと内覧者の印象が悪くなってしまいます。

また業者に依頼するときは、設備や外観に力を入れて清掃するだけでなく室内の細かな部分まで配慮して清掃をしてくれる業者を選ぶべきでしょう。

【特に力を入れるべき水回りの清掃について】

先ほども述べたように空室物件の清掃で肝心なのは水回りです。
以下、風呂場、トイレ、キッチン3箇所の清掃ポイントについてまとめました。

・風呂場
ポイントとなるのは金属製の蛇口の白く固形化した汚れをきれいに落としピカピカにすること、風呂場のドア部分の通気口に傷をつけずにきれいにすることです。

・キッチン
コンロ周りの油汚れはもちろんのこと、蛇口周りの汚れ、換気扇の内部まで清掃できればベストです。また下の戸棚や電球替えも忘れずにしておくと内覧者からの評価がアップします。

・トイレ
便器を流すときに回すノブやタンク上の手洗い部分の金物系をピカピカにしておくこと、それから床も意外と汚れているのでワックスがけなどをしておくとよいでしょう。

【まとめ】

いかがでしたか?空室の清掃はほかにもエアコン清掃やベランダの掃除、排水溝の清掃など取り組まなければいけない箇所が多々あります。また空室をそのまま放置するのもよいとは言えません。定期的に清掃し、室内設備の劣化を防ぐようにしたいものです。

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